こんにちは。
福岡市南区西長住の【西長住まつなが歯科】です😊
「根管治療が終わったので、ひとまず安心ですね」
診療室でよく聞く言葉です。
確かに、根管治療(歯の神経の治療)が終わると痛みが落ち着くことが多く、ホッとされる方がほとんどです。
しかし実は、
⚠️根管治療は“神経の治療が終わった時点”ではまだ完了ではありません。
その後の
✅ 土台(コア)
✅ 被せ物(クラウン)
まで含めて初めて治療が完成します。
今回は、16万本以上の根管治療歯を調べた有名な研究をもとに、
🦷なぜ被せ物が重要なのか
🦷被せ物を後回しにすると何が起こるのか
について解説します。
🦷16万本以上の歯を調べた大規模研究
2017年に発表された研究では、
なんと16万40本の根管治療歯が調査されました。
研究では、
- 根管治療
- 土台(コア)
- 被せ物(クラウン)
まで行われた歯を長期間追跡し、
抜歯
再根管治療
歯根端切除術
などが発生したかを調査しています。
結果は、
✅ 1年後 99.1%
✅ 3年後 96.0%
✅ 5年後 92.3%
✅ 10年後 83.8%
という高い生存率でした。
つまり、
適切な根管治療と被せ物を行えば、多くの歯は長期間機能することが分かります。
🦷根管治療後の歯は実は弱くなっている
虫歯が神経まで進行した歯は、
虫歯を除去し、
神経を取り、
根の中を清掃する
という治療を行います。
その結果、
歯の内部は大きく削られています。
家に例えると、
🏠根管治療=シロアリ駆除
です。
シロアリを退治しても、
柱がボロボロのままでは家は長持ちしません。
歯も同じで、
根管治療後は歯を守る補強工事が必要なのです。
🦷被せ物を後回しにすると失敗率が上がる
この研究で特に注目されたのが、
「治療完了までの期間」
です。
研究では、
根管治療後60日以上経ってから土台を作った歯は、
失敗リスクが高くなっていました。
さらに、
土台を作ったあと60日以上経ってから被せ物を装着した歯も、
失敗リスクが高くなっていました。
つまり、
🦷根管治療
↓
🦷土台
↓
🦷被せ物
をできるだけスムーズに進めることが重要なのです。
🦷なぜ放置すると悪くなるの?
理由は大きく2つあります。
①細菌が再侵入する
根管治療後は、
仮の詰め物で封鎖されていることがあります。
しかし時間が経つと、
細菌が侵入しやすくなる可能性があります。

せっかく根管治療で細菌を減らしても、
再び感染してしまえば意味がありません。
②歯が割れる
根管治療後の歯は、
健康な歯よりも割れやすくなっています。
特に奥歯は、
噛む力が強くかかるため注意が必要です。
被せ物が入っていない状態では、
食事中の力によってヒビや破折が起こることがあります。
一度大きく割れてしまうと、
抜歯が必要になることもあります。
🦷良い根管治療だけでは不十分?
患者さんの中には、
「根管治療が上手なら大丈夫でしょ?」
と思われる方もいます。
もちろん、
根管治療の質は非常に重要です。
この研究でも、
歯内療法専門医による根管治療の方が良好な結果を示しました。
しかし、
どれだけ良い根管治療をしても、
被せ物の適合が悪い
被せ物を入れない
長期間放置する
と失敗リスクは高まります。

根管治療と被せ物は、
どちらか片方だけではなく、
両方そろって初めて成功に近づくのです。
🦷西長住まつなが歯科で大切にしていること
当院では、
✅ ラバーダム防湿
✅ 丁寧な根管洗浄
✅ 再感染予防
✅ 適合の良い被せ物
✅ 根管治療後の早期補綴
を大切にしています。
歯を長く残すためには、
「神経の治療」と
「被せ物の治療」
を別々に考えるのではなく、
一連の治療として考えることが重要です😊
🦷まとめ
✅ 根管治療は神経を取ったら終わりではない
✅ 土台と被せ物まで含めて治療が完成する
✅ 被せ物を60日以上放置すると失敗リスクが上昇する
✅ 根管治療後はできるだけ早く最終的な被せ物を入れることが大切
✅ 良い根管治療と良い被せ物の両方が歯を長持ちさせる
「根管治療をした歯を少しでも長く使いたい」
「被せ物を入れるタイミングが分からない」
という方は、お気軽にご相談ください😊
西長住まつなが歯科
福岡市南区西長住の歯医者として、できるだけ歯を残す治療に取り組んでいます。🦷✨


