こんにちは。
福岡市南区西長住、
マルキョウ桧原店前にある
西長住まつなが歯科院長の松永紘明です。
患者さんから、
「セラミックって割れませんか?」
「高い治療だから長持ちしてほしい…」
「ジルコニアなら絶対に割れないんですよね?」
このようなご質問をいただくことがあります。
確かにセラミックは非常に丈夫な材料ですが、
「材料が良ければ絶対に割れない」
というわけではありません。
実はセラミックが長持ちするかどうかは、
- 材料の種類
- 被せ物の設計
- 噛み合わせ
- 接着方法
- 歯ぎしりや食いしばり
など、多くの要因が関係しています。
今回は、歯科用セラミックに関する最新レビュー論文をもとに、
✅ セラミックが割れる原因
✅ 長持ちさせるために重要なこと
✅ 当院で大切にしているポイント
について分かりやすく解説します。
セラミックはなぜ割れるのでしょうか?
「セラミックは硬いから割れない」
と思われる方も多いですが、
実は硬さと割れにくさは同じではありません。
セラミックは圧縮する力には非常に強い一方で、
ヒビ(クラック)が入ると、そのヒビが広がって破折することがあります。
そのため、
セラミック治療では
「ヒビを作らないこと」
そして
「ヒビを広げないこと」
がとても重要になります。

材料だけで寿命は決まりません
「ジルコニアだから安心」
「e.maxだから長持ち」
というイメージを持たれることがあります。
もちろん材料選びは重要ですが、
論文では
材料だけでなく設計や接着、噛み合わせなど多くの要因が寿命に影響する
とまとめられています。
つまり、
高価な材料を選ぶだけでは十分ではありません。
被せ物の厚みも重要です
セラミックは適切な厚みが確保されることで、
本来の強度を発揮できます。
論文では、
厚みが十分あることで、
荷重によるたわみや応力が減少し、
破折しにくくなることが示されています。
そのため、
歯を削る量と、
セラミックの厚みのバランスを考えた設計が重要になります。
噛み合わせはセラミックの寿命を左右します
どれだけ丈夫な材料でも、
噛み合わせに問題があると、
特定の部分へ過度な力が集中してしまいます。
さらに、
歯ぎしりや食いしばりがある場合は、
睡眠中に体重以上の力が加わることもあります。
そのため、
当院では、
セラミックを装着するだけではなく、
噛み合わせもしっかり確認しています。
接着も非常に重要です
セラミックは、
適切な接着操作を行うことで、
本来の性能を十分に発揮します。
また、
土台となる歯や接着材の性質も、
被せ物全体の耐久性に影響します。
見た目には分かりませんが、
こうした工程が長期的な予後を左右します。
ジルコニアでも割れることがあります
「ジルコニアなら絶対に割れない」
というわけではありません。
ジルコニアは非常に高い強度を持っていますが、
設計や噛み合わせ、使用環境によっては破損することがあります。
一方で、
近年は見た目を改善した高透過ジルコニアも登場していますが、
透明感を高める代わりに、従来型より強度が低下する製品もあります。
そのため、
部位や噛み合わせに応じて材料を選ぶことが大切です。
当院で大切にしていること
当院では、
セラミック治療を行う際、
✔ お口全体の噛み合わせ
✔ 歯ぎしり・食いしばりの有無
✔ 歯の残っている量
✔ 歯周組織の状態
✔ 見た目のご希望
まで総合的に診査したうえで、
患者さんに合った材料をご提案しています。
「ジルコニアだから安心」
「e.maxだから安心」
ではなく、
その方のお口に合った設計と治療計画が、長持ちするセラミック治療につながると考えています。
まとめ
セラミックが長持ちするかどうかは、
材料だけでは決まりません。
- 🦷 適切な材料選択
- 🦷 十分な厚み
- 🦷 正しい接着
- 🦷 噛み合わせの調整
- 🦷 歯ぎしりへの対策
これらを総合的に考えることが、長く快適に使うためのポイントです。
長住・長丘・桧原・樋井川・油山方面で、
「セラミック治療について相談したい」
「長持ちする治療を受けたい」
という方は、
福岡市南区西長住、
マルキョウ桧原店前の
西長住まつなが歯科
までお気軽にご相談ください😊
患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。
【参考文献】


