CATEGORY :
  • 入れ歯

🦴「総入れ歯で顎の骨が痩せる?」|顎堤吸収と入れ歯治療のお話

こんにちは。
福岡市南区西長住にある「西長住まつなが歯科」院長の松永紘明です。

「歯を抜いた後、そのまま入れ歯にすれば大丈夫?」
「総入れ歯って、一度作れば長く使えるもの?」
「最近、入れ歯がゆるくなってきた気がする…」

このようなお悩みはありませんか?😊

「西長住 歯医者」や「長住 歯医者」で検索される患者さんの中にも、

🦷 歯が動く
🦷 歯を抜きたいくらい痛い
🦷 入れ歯が合わない
🦷 噛みにくい
🦷 歯ぐきが痩せてきた気がする

という理由で来院される方がいらっしゃいます。

歯を失った後の治療として、総義歯(総入れ歯)は大切な選択肢のひとつです。
実際に、しっかり噛めるようになり、生活の質が改善する方もいらっしゃいます。

ただ一方で、総義歯には“見えにくい変化”が伴うことがあります。

それが、「顎堤吸収(がくていきゅうしゅう)」です。

今回は、総義歯と顎の骨の関係について、長期研究も交えながらわかりやすくお話しします🦷


🦴総義歯は「歯の代わり」でも、「歯そのもの」ではありません

天然歯には、「歯根膜(しこんまく)」というクッションのような組織があります。

この歯根膜は、

✅ 噛む力を分散する
✅ 骨へ刺激を伝える
✅ 強い力を緩和する

という役割を持っています。

しかし、総義歯では歯根膜が存在しません。

つまり、噛む力は義歯を介して直接粘膜と骨に伝わることになります。

ここが、天然歯との大きな違いです。


⚠️総義歯では「バイオロジカルコスト」が生じることがあります

総義歯は、失った機能を回復するための重要な治療です。

ですが、その代償として、顎堤が少しずつ吸収していく可能性があります。

これを“バイオロジカルコスト(生物学的コスト)”として捉える考え方があります。

たとえば、

🏠 土台の上にクッションを置いて力を受ける
⬇️
長年圧力が加わる
⬇️
少しずつ土台が変形する

そんなイメージに近いかもしれません。

もちろん、すべての方で大きな吸収が起こるわけではありません😊
ただ、長期的には骨の変化が起こる可能性がある、ということは知っておく必要があります。


📚25年間の研究でわかったこと

総義歯と顎堤吸収については、Tallgrenによる有名な長期研究があります。

この研究では、総義歯装着者を長期間追跡し、顎堤の変化を観察しています。

その結果、

🦷 下顎前歯部では約9〜10mm
🦷 上顎前歯部では約2.5〜3mm

の顎堤吸収がみられたと報告されています。

年間換算すると、

  • 下顎:約0.4mm/year
  • 上顎:約0.1mm/year

程度です。

特に注目されたのは、下顎の吸収量が上顎の約4倍だったことです。

つまり、総義歯では特に“下顎の安定”が難しくなりやすい、ということです。

【参考文献】Tallegren, 1972, J Prosthet Dent, The cintinuing reduction of the residual alveolar ridge in complete denture wearers: mixed longitudinal study covering 25 years


🔍なぜ下顎は吸収しやすいの?

下顎は、

✅ 義歯を支える面積が小さい
✅ 動きやすい
✅ 咬合力が集中しやすい
✅ 舌の影響を受けやすい

という特徴があります。

そのため、義歯の圧が局所的に集中しやすく、顎堤吸収につながる場合があります。

また研究では、

🦴 骨の形態
🦴 咬合状態
🦴 義歯適合性
🦴 全身状態

なども関係すると考えられています。

つまり、「入れ歯を入れたから吸収する」という単純な話ではなく、さまざまな因子が複雑に関係しています。


🪥だからこそ“定期調整”が大切です

「総義歯は作ったら終わり」

と思われることがあります。

ですが実際には、

🦷 骨は少しずつ変化する
🦷 粘膜の状態も変わる
🦷 噛み合わせも変化する

ため、定期的な調整が重要になります😊

研究でも、義歯装着後の初年度は特に変化が大きい傾向が示されています。

そのため、

✅ 痛みがなくても確認する
✅ 義歯の適合を調整する
✅ 咬合バランスを整える

ことが大切です。

当院の義歯治療に関してはこちらから


🌸まとめ|“歯を失った後”にも変化は続きます

総義歯は、失った噛む機能を補う大切な治療です。

一方で、長期的には顎堤吸収という変化が起こる可能性があります。

だからこそ、

🪥 歯周病予防
🦷 定期検診
🔍 義歯調整
🌱 咬合管理

を続けていくことが大切です😊

「歯が動く」
「歯を抜きたいくらい痛い」
「入れ歯が合わない」
「噛みにくい」

そんな症状がある方は、早めの確認をおすすめします。

福岡市南区西長住・長住・桧原・樋井川・長丘エリアで歯医者をお探しの方は、西長住まつなが歯科までお気軽にご相談ください✨

📍西長住まつなが歯科
〒811-1361 福岡県福岡市南区西長住3丁目12−11 アンピール長住Ⅱ110左
📞092−984−5987

ご予約はこちらから

WEB予約
診療時間
診療時間
9:00~13:30
14:30~18:00
★:土曜午前のみ 9:00~14:30
※祝日のある週は月曜診療
休診日:月曜・日曜・祝日
WEB予約 電話をかける
診療時間
9:00~13:30
14:30~18:00
★:土曜午前のみ 9:00~14:30
※祝日のある週は月曜診療
休診日:月曜・日曜・祝日